Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2022年4Qのクレカ不正利用被害は約128億円 - 前期比24.3%増

2022年第4四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は約127億7000万円だった。前四半期から24.3%増加し、過去最多を更新している。

日本クレジット協会が、国際ブランドカードの発行事業者を中心に、銀行、信販会社、流通におけるクレジットカード事業者、中小の小売団体などを対象にクレジットカードの不正使用被害の状況を調査したもの。41社が回答した。

同四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は約127億7000万円。前四半期の約102億7000万円から24.3%増と急増しており、2022年第2四半期の約106億2000万円を上回って過去最多を記録した。

2022年第1四半期以降、4四半期連続で被害額が100億円を超える状況が続いている。

内訳を見ると、番号盗用被害が約120億6000万円で前四半期の約95億9000万円から25.8%の増加。偽造カードによる被害は約6000万円、その他不正利用被害は6億5000万円だった。

20230403_jc_001.jpg
クレジットカード不正利用被害の推移(日本クレジット協会の発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2023/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

小学校で教員募集メールを誤送信、メアド流出 - 江戸川区
国民健保の被保険者情報含むUSBメモリを紛失 - 草津市
端末管理システムで誤設定、従業員情報が閲覧可能に - マイナビ
「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
DV被害者情報を保育施設で加害者に誤提供 - 奈良市
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ