Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

マルウェア感染メールの割合が6カ月連続増加 - 「Locky」の拡散も

9月は、マルウェアを感染させることを目的としたメールの比率が前月より上昇した。ランサムウェア「Locky」の拡散を目的とする集中的な攻撃も複数回発生している。

20171011_sy_001.jpg
あらたに確認されたマルウェア亜種(グラフ:Symantec)

米Symantecが、同社における9月の観測状況を取りまとめたもの。

同月に同社が確認したあらたなマルウェアの亜種は5000万件。前月の5420万件を下回った。4月から5カ月連続で減少が続いているものの、2016年12月の1950万件と比較すると、依然として高い水準で推移している。

マルウェア感染を目的としたメールの割合は、312件に1件。前月の347件に1件から悪化した。3月以降、増加傾向が続き、6カ月連続の増加となる。

(Security NEXT - 2017/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
総務省、LINEヤフーに行政指導 - 「電気通信事業全体の信頼を損なった」
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
日立システムズ、セキュアブレインを吸収合併 - MSS事業拡大に注力
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増