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「Apache Struts 2」の公開済み脆弱性、ラックでは攻撃未確認

「Apache Struts 2」に深刻な脆弱性が判明した問題で、ラックは同社SOCにおいて、9月6日夕方の時点で攻撃を検知していないことを明らかにした。

「Apache Struts 2」において「RESTプラグイン」を使用している場合に、リモートよりコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2017-9805」が判明したもの。すでに悪用コードが公開されている

ラックは、同脆弱性を悪用することでOSのコマンドを実行可能であることを確認したとした上で、9月6日17時の時点では同社セキュリティオペレーションセンター「JSOC」において攻撃を検知していないことを明らかにした。

しかしながら、同脆弱性の危険度は高く、「Apache Struts 2」を利用していないか早急に確認し、アップデートなど、対応を講じるよう注意を呼びかけている。

また「Apache Struts 1」への影響については、「RESTプラグイン」が存在しないことを理由に影響を受けないのではないかとの見方を示した。

(Security NEXT - 2017/09/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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