Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Struts 2」の脆弱性、悪用コードが公開済み - 関連機関が注意喚起

ウェブアプリケーションフレームワークの「Apache Struts 2」に深刻な脆弱性が判明したことを受け、セキュリティ関連機関では対応を呼びかけた。脆弱性を悪用するコードも出回っているという。

20170906_ip_001.jpg
脆弱性の概要(図:IPA)

今回明らかとなった「CVE-2017-9805」は、「RESTプラグイン」利用時に「XML」を処理した際、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性。重要度は「クリティカル(Critical)」にレーティングされている。

情報処理推進機構(IPA)によれば、すでに脆弱性を悪用するコードが公開されており、実際に動作することを確認したとしている。

同脆弱性は、「同2.5」以降に影響があり、開発チームでは脆弱性へ対処した「Apache Struts 2.5.13」を公開した。同アップデートでは、同脆弱性のほか、2件の脆弱性を解消している。

また今回の脆弱性に関し、すでにサポートが終了している「Apache Struts 1」への影響はわかっていない。

(Security NEXT - 2017/09/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks