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「Android」に月例パッチ、脆弱性107件に対応 - 2件ですでに悪用も

Googleは、「Android」向けに2025年12月の月例セキュリティアップデートを公開した。CVEベースで107件の脆弱性に対応しており、すでに悪用が確認されているゼロデイ脆弱性も含まれる。

現地時間2025年12月1日にセキュリティアドバイザリをリリースし、Androidデバイスにおける脆弱性を解消するパッチレベル「2025-12-01」および「2025-12-05」をリリースした。パートナーベンダーが柔軟に対応できるよう2種類のパッチレベルを用意している。

「2025-12-01」ではAndroidフレームワークやシステムなどに判明した51件の脆弱性を修正。なかでもフレームワークに判明したサービス拒否を引き起こす脆弱性「CVE-2025-48631」については、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とした。

他脆弱性についても重要度を2番目に高い「高(High)」とレーティングしている。

同じくフレームワークにおいて修正された権限昇格の脆弱性「CVE-2025-48572」や情報漏洩の脆弱性「CVE-2025-48633」については、アドバイザリを公開した時点ですでに悪用が確認されているという。

(Security NEXT - 2025/12/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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