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2017年2Qは脆弱性への攻撃が増加 - エクスプロイト公開が影響

2017年第2四半期はソフトウェアの脆弱性を突く攻撃が多数確認された。Kaspersky Labが検知しただけでも、関連した攻撃は500万回以上にのぼるという。

同社が、同四半期に同社製品で検知した脅威動向を取りまとめたもの。オンライン経由の悪意ある攻撃は191カ国から行われ、3億4256万6061件を検知した。前四半期から28.6%減少している。

また、オンラインバンキング利用者を狙い、マルウェアへ感染させようとする攻撃を22万4675台の端末上で検出。前四半期からは22%減となった。

暗号化型ランサムウェアを検知したコンピュータは、前四半期とほぼ同水準となる24万6675台だった。

(Security NEXT - 2017/09/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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