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2017年2Qは脆弱性への攻撃が増加 - エクスプロイト公開が影響

ソフトウェアの脆弱性を悪用する攻撃は、同社が把握しただけで500万回以上にのぼる。多数のエクスプロイトキットがインターネット上へ公開されたことが影響した。

攻撃グループ「Shadow Brokers」が公開したWindows関連の大量のエクスプロイトを含むアーカイブ「Lost In Translation」もそのひとつで、ランサムウェア「WannaCrypt」「ExPetr」などへ使用された。

脆弱性に対する攻撃は、1日あたりの平均攻撃回数が上昇傾向にあり、第2四半期の3カ月において、8割の攻撃が最後の30日間に集中。今後の動向が注目される。

(Security NEXT - 2017/09/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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