Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Cisco、WikiLeaksで判明した「IOS」脆弱性を修正 - 318モデルに影響

Cisco Systemsは、ルータやスイッチなどの同社ネットワーク機器で利用するソフトウェア「IOS」「IOS XE」において、リモートよりコードを実行されるおそれがある深刻な脆弱性を修正するアップデートをリリースした。

問題の脆弱性「CVE-2017-3881」は、同ソフトにおける「クラスタ管理プロトコル(CMP)」の処理に起因。「telnet」により接続することを許可している場合に、不正な「telnetオプション」が送信されてセッションが確立され、攻撃者により認証なしに任意のコードを実行されるおそれがある。対象となる機器は318機器に及ぶという。

WikiLeaksが公開した機密文書「Vault 7」によって3月に存在が明らかとなり、同社では、Telnetを無効化することで攻撃を防ぐことができるとし、SSHの利用を推奨するとともに、無効化できない場合は、「インフラストラクチャ保護アクセスコントロールリスト(ACL)」の活用などを呼びかけていた。

(Security NEXT - 2017/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MongoDB」に脆弱性「MongoBleed」 - 「PoC」公開、早急に対応を
メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 「クリティカル」評価も
「Apache NiFi」の「Asana」連携の一部処理にRCE脆弱性
ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
「IBM API Connect」に認証回避の脆弱性 - 暫定修正を提供
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25