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中学校の廃棄HDD、ネットオークションで流通 - 美濃加茂市

岐阜県美濃加茂市の中学校が廃棄したハードディスクが、インターネットのオークションで販売されていたことがわかった。ハードディスクには、生徒の氏名が保存されていたという。

同市によれば、市内の中学校が2016年8月に事業者を通じて廃棄処分したハードディスクが、ネットオークションで転売されていたもの。同年11月にハードディスクの購入者から連絡があり、問題が発覚し、同市では購入者から同ハードディスクを回収した。

問題のハードディスクは、同校が授業で使用していたサーバに内蔵されていたもので、生徒と教諭の氏名750件が残存していたという。事業者との契約では、データを消去し、物理的に破壊することになっていたが、事業者が契約に反して、適正な廃棄処理をしていなかったと見られる。

同市では、関係する生徒に対し説明会を実施。情報機器の廃棄処理に関する手順の見直しを行うほか、流出経路や事実関係の調査を行った上で事業者への損害賠償請求を行うとしている。

(Security NEXT - 2017/02/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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