Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

データ消去が不十分なSSDを廃棄処分、認識不足で - 南生協病院

南医療生活協同組合は、南生協病院で使用していた複数の記録装置についてデータの消去処理が不十分なまま廃棄していたことを公表した。

同団体によれば、9月25日に南生協病院の病棟業務で使用されていたパソコン機器を廃棄処分した際、パソコンの内蔵ドライブである「SSD」においてデータ消去処理が不十分だったことが判明したという。

ハードディスクドライブ向けのデータ消去装置によるデータ消去は行ったものの、SSDに対しては効果がないことを担当者が認識しておらず、データ消去が適切に行われないまま廃棄業者へ引き渡していた。

問題のSSDは、10台から20台としており、同院の患者に関する情報が保存されていた可能性がある。

ただし、同院ではSSDに個人情報を保存しない運用ルールとしており、実際に個人情報が保存されていたかわかっていない。

(Security NEXT - 2024/12/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
アスクル子会社の受託物流サービス、取引先情報流出の可能性
「ぶちエコサポーター」研修会の参加者宛メールで誤送信 - 山口県
誤って資料を持ち帰り紛失、住民が商業施設で拾得 - 新潟県
従業員個人PCがマルウェア感染、業務用認証情報が流出 - QUICK
番組編集ネットワークにランサム攻撃 - ケーブルテレビ可児
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース