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SECCON予選も佳境 - 横浜大会ではルート化禁止できないゲーム業界の裏事情も

SECCONの地方予選は、各大会ごとにテーマが設定されているのが大きな特徴。横浜大会は、ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2016」内で、ゲームにちなみ「SECCON 2016 × CEDEC CHALLENGE ゲームクラッキング&チートチャレンジ」として開催された。

昨今オンラインゲームの愛好者が増えているが、特に課金など行うゲームの場合、脆弱性対策をはじめとするセキュリティの確保は、ゲーム運営企業の死活に直結する重大な課題だ。

もし、脆弱性やチート行為が可能となる不具合が存在し、それらが悪用されてキャラクターの設定やスコアなど、あらかじめ開発者が想定したバランスを崩されてしまうと、ゲーム性が失われてしまうおそれがある。そうなれば、ユーザー離れによる収益の悪化や信頼の失墜など大きなダメージにつながりかねない。

とはいえ、ゲームを優位に進めたり、「RMT(リアルマネートレード)」を目的にチート行為を行うユーザーも後を絶たず、さらにカジュアルにチートが可能となるツールや情報も流通していることから、オンラインゲーム事業者は、日々不正との戦いを繰り広げている。

(Security NEXT - 2016/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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