Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

トレカ抽選で個人情報を誤表示、キャッシュ設定不備で - テイツー

書籍やゲームなどの中古品販売を展開するテイツーは、同社ウェブサイトで実施したトレーディングカードの抽選申し込みにおいて、関係ない別の顧客に関する個人情報を表示する不具合があったことを明らかにした。

同社によれば、新店舗のオープンを記念し、同社が運営する「ふるいち店舗情報サイト」でトレーディングカードの事前抽選を10月9日18時より実施したところ、入力内容の確認画面に申込者本人とは異なる無関係の申込者に関する個人情報が表示される状態が発生した。

複数の申込者から指摘があり問題が発覚。同日20時ごろ抽選受付を停止した。調査したところ、99人において氏名、住所、電話番号、生年月日、メールアドレスなどが表示された可能性があることが判明した。

サーバにおける設定の不備により、本来保存すべきでないキャッシュが保存され、一定条件のもと異なる顧客の確認画面に表示されたという。

同社では引き続き調査を進め、対象となる顧客を特定し、個別に対応を進めるとしている。また技術的な対策も含め、再発防止策を取りまとめる予定。

(Security NEXT - 2023/10/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Cisco ISE」の複数脆弱性を狙う攻撃が発生 - 早急に対処を
セミナー申込フォーム、確認設定から他者が閲覧可能に - 山口県
日本語学習支援施設のサイトが改ざん被害 - 横浜市
フォームで個人情報が閲覧可能に、社内共有時のミスで - スーパーチェーン
サーバがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 川崎設備工業
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大