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フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人

欧州刑事警察機構は、月額サービスとしてフィッシング攻撃を支援するプラットフォーム「LabHost」の関係者を逮捕し、サービスを停止に追い込む「PhishOFF作戦」を実施したことを明らかにした。

「LabHost」は、月額平均249ドルの「phishing-as-a-service」として展開。攻撃を行うためのフィッシングキットや、フィッシングページをホスティングするためのインフラ、被害者とコミュニケーションを取るためのツールなど、フィッシング攻撃に必要とされる機能をサブスクリプションサービスとして提供していた。

同プラットフォームでは、詳しい知識がなくとも数回のクリック作業でフィッシング攻撃を行うことができ、あらゆる攻撃が行えるようカスタマイズにも対応。

170以上の偽ページを用意しており、オプションサービスとして、金融機関、郵便サービス、ISPなど標的とする事業者の範囲を追加できた。

また2要素認証コードを含め、認証情報の取得にも対応する管理ツール「LabRat」も用意。攻撃状況をリアルタイムにモニタリングし、制御することが可能だったという。

(Security NEXT - 2024/04/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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