「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
Cisco Systemsが提供するセキュリティ製品「Cisco Adaptive Security Appliance Software」「Cisco Firepower Threat Defense Software」に複数の脆弱性が明らかとなった。2件についてはすでに悪用が確認されており、攻撃の兆候がないか確認するよう求めている。
システムフラッシュメモリからファイルを読み取る際、適切に検証していないことに起因する脆弱性「CVE-2024-20358」が明らかとなったもの。
悪用には管理者権限が必要となるが、細工したファイルを書き込み、再読み込みさせることでroot権限で任意のコードを実行することが可能となるという。
高い権限を必要とすることから共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「6.0」となるが、再起動後も影響が継続することを考慮し、同社は重要度のレーティングを引き上げ、1段階高い「高(High)」としている。
またHTTPヘッダの解析処理に問題があり、管理サーバやVPNのウェブサーバにおいてリモートより認証なしに機器の再読み込みを行わせることでDoS攻撃が可能となる「CVE-2024-20353」が判明。CVSS基本値を「8.6」、重要度を同じく「高(High)」としている。
(Security NEXT - 2024/04/25 )
ツイート
関連リンク
- Cisco:Cisco Adaptive Security Appliance and Firepower Threat Defense Software Web Services Denial of Service Vulnerability
- Cisco:Cisco Adaptive Security Appliance and Firepower Threat Defense Software Persistent Local Code Execution Vulnerability
- Cisco:Cisco Adaptive Security Appliance and Firepower Threat Defense Software Command Injection Vulnerability
- シスコシステムズ
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開