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SECCON予選も佳境 - 横浜大会ではルート化禁止できないゲーム業界の裏事情も

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実行委員長の竹迫良範氏(画面左)と出題した愛甲健二氏(同右)

こうしたゲームのチートやクラッキングといった問題をいかに解決するか。こうした課題をまさに競技としたのが、「SECCON 2016 × CEDEC CHALLENGE ゲームクラッキング&チートチャレンジ」というわけだ。

2015年も同様の競技を行ったが満員御礼となり、今回はひとまわり大きい会場が用意された。

具体的な競技内容を見ると、架空のゲーム会社である「SECCON株式会社」から依頼されたAndroid向けゲームのセキュリティ診断を行うことが参加者のミッションとなる。

参加者は大会事務局が用意したAndroid向けの「ゲーム」を解析。クラッキングやチートなどに利用されるおそれがある脆弱性、不具合などを見つけだした上で、さらにそれらをわかりやすく説明し、対応策などを提案する「プレゼンテーション」技術を競う。

今回の予選は、ちょっとしたハプニングに見舞われた。予選期間が学生の夏期試験の時期と重なったことにくわえ、前年と比較すると問題のレベルが高かったことから、応募が1件のみだったのだ。

(Security NEXT - 2016/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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