「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
Palo Alto Networks製ファイアウォールが搭載する「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性「CVE-2024-3400」が見つかった問題で、日本時間4月14日以降、国内でも脆弱性を悪用する攻撃が観測されていたことがわかった。被害報告も寄せられている。
同問題に関してラックは、同社が運営するセキュリティオペレーションセンターで、脆弱性を悪用する攻撃を4月14日より検知していることを明らかにした。
同社では4月17日の時点でIPアドレス6件を「CVE-2024-3400」を悪用する攻撃パケットの送信元として観測しているという。
このうち3件は、Palo Alto Networksが公開した「IoC(Indicators of Compromise)」情報と重複するが、のこる3件は含まれていなかった。ラックでは今後攻撃元や頻度が増加する可能性も高いと警鐘を鳴らしている。
JPCERTコーディネーションセンターは4月19日に注意喚起情報を更新。国内組織において「CVE-2024-3400」を悪用しようとする通信がアップデート公開以前の日本時間4月14日から複数観測されているとし、攻撃の被害に関する報告なども同センターに寄せられていることを明らかにした。
(Security NEXT - 2024/04/19 )
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