Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MSRT」がリムーバブルメディア経由で感染する「Win32/Helompy」に対応

日本マイクロソフトは、月例セキュリティ更新プログラムの公開にあわせて、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール(MSRT)」を更新した。

12月に対応したプログラムは、USBメモリなどリムーバブルドライブ経由で拡散するワーム「Win32/Helompy」。同マルウェアは、感染するとユーザーのキー入力情報を監視し、
「Gmail」や「Facebook」「PayPal」「オンラインバンキング」をはじめ、ウェブサイトやサービスに認証情報を窃取し、リモートに送信する。

日本マイクロソフトセキュリティレスポンスチームでセキュリティスペシャリストを務める松田英也氏によれば、同ワームはトルコにおいて感染が拡大しており、米国やブラジルなどでも被害が見られるが、日本国内では目立った活動は確認されていないという。

(Security NEXT - 2011/12/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
悪意あるファイル、1日あたり約41万件 - 前年比3%増
マルウェアによるアカウント情報の窃取 - 2割強の企業で