監視カメラやNASを狙う「Mirai」感染活動を引き続き観測 – JPCERT/CC
JPCERTコーディネーションセンターは、2025年第2四半期における攻撃パケットの観測状況を取りまとめた。「TCP 23番ポート」宛てのパケットが依然として多く観測されている。
同四半期に同センターが設置したインターネット定点観測システムで観測した状況について取りまとめたもの。
観測されるパケットの大半は、マルウェアに感染した機器より、別の機器を探索するために送信されたスキャンパケットと見られており、前四半期から引き続き「telnet」で利用される「TCP 23番ポート」宛ての送信パケットが、最多となっている。
ウェブサーバなどで広く用いられる「TCP 80番ポート」「TCP 443番ポート」に対するパケットが続いた。
またMikroTik製ルータが管理用のAPIなどで使用される「TCP 8728番ポート」に対するパケットは、前四半期の2位から順位を落として4位。SSHで使用される「TCP 22番ポート」へのパケットが5番目に多かった。
(Security NEXT - 2025/09/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
7月のDDoS攻撃、件数は7.8%増 - 4分の1は月末4日間に集中
中国支援の攻撃グループ、世界規模で通信など重要インフラを攻撃
6月のDDoS攻撃、前月比31.0%減 - 最大トラフィックは約15Gbps
DDoS攻撃観測数、前月から微減 - 最大トラフィックは縮小
DDoS攻撃が前月比2割増 - 最大攻撃規模は5分の1に
先週注目された記事(2025年5月25日〜2025年5月31日)
先週注目された記事(2025年5月18日〜2025年5月24日)
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
DDoS攻撃は減少するも、2カ月連続で300件超 - IIJレポート
DDoS攻撃が前月比1.5倍、5カ月ぶりに300件超 - IIJレポート