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ネットバンクへの不正アクセスが多発、被害総額は約3億円 - 警察庁まとめ

不正プログラムやフィッシング攻撃によりネットバンキングのIDとパスワードを盗み、他人の口座へ不正送金する手口が2011年に入って多発している。

警察庁が、ネットバンキングにおける不正アクセスや、不正送金の発生状況について取りまとめ、判明したもの。3月末から11月24日までに、35都道府県の56金融機関において、未遂40口座を含む160口座で被害が発生し、被害総額は約3億円にのぼる。

ネットバンキング利用者のPCに、ウイルスなど不正なプログラムを感染させ、気付かれないよう盗んだIDやパスワードを悪用して不正送金を行ったと見られる犯行では、54金融機関136口座で、約2億8200万円の被害が発生した。

一方、金融機関を装ったメールを送り、偽サイトにパスワードや乱数表を入力させるフィッシング攻撃では、2金融機関に被害が集中。24口座で発生した被害額は約2000万円に上る。

月ごとの発生状況にはばらつきがあり、7月、8月、9月には不正プログラムによる犯行が多発。10月と11月はフィッシングによる犯行が目立った。

同庁では対策として、金融庁や全国銀行協会等関係団体への働きかけのほか、ネットバンキング利用者への注意喚起、罰則の強化など不正アクセス禁止法の改正などに取り組む。

(Security NEXT - 2011/12/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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