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ボットネット制御サーバへのアクセス、1日あたり140万件を検出 - 米Blue Coat

米Blue Coatは、ボットネットの感染が原因と見られるアクセスを、1日あたり300万件以上ブロックしていることを明らかにした。不正サイトへの接続も100万件以上を検出しているという。

同社では、約7500万人の顧客にクラウドソリューション「Blue Coat WebPulse」を提供。1日あたり10億件のウェブリクエストを処理しており、同サービスにおける検知状況を明らかにしたもの。

同サービスでは、ウェブアクセス時にリアルタイムで安全性をクラウドで評価、顧客を不正サイトから保護しているが、悪意あるウェブサイトへのリクエストは、1日あたり100万件以上にのぼるという。

さらにウイルスに感染した端末が、ボットネットの制御を行うC&Cサーバへの接続しようとしたと見られるアクセスは、140万件とさらに多く、危険と疑われる問い合わせについても300万件以上に上っている。

また10億件のうち、2割は「検索エンジン」や「ポータルサイト」へのアクセスであり、ユーザーと不正サイトの接点になっていると同社は指摘している。

(Security NEXT - 2011/11/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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