Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ポリモーフィック型マルウェアが急増 - 半年間で2倍以上に

シマンテックによれば、自身を次々と変化させていくポリモーフィック型マルウェアが急増しているという。メールに添付された状態で流通しており、注意が必要だ。

同社がまとめたレポートによれば、7月の検知状況を見ると、メール感染型マルウェアが280.9通に1通の割合で検知された。そのうち23.7%は感染するたびに自身をランダムな暗号化コードで書き換えるポリモーフィック型マルウェアで、6カ月間で2倍以上に急増している。

同マルウェアは、企業へ送付されるOffice文書やPDF文書を装ってメールに添付されるケースが多いという。コード構造をわずかに変化させて、セキュリティ対策ソフトの検知を困難にする場合もあることから注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2011/08/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
悪意あるファイル、1日あたり約41万件 - 前年比3%増