Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

リムーバブルメディア経由で感染するマルウェアが1位と3位に - マカフィー第1四半期レポート

マカフィーは、2010年第1四半期の脅威レポートを取りまとめた。期間中に検出されたマルウェアの1位と3位は、オートラン機能を悪用してリムーバブルメディア経由で感染するマルウェアだった。

レポートによれば、期間中に検出したマルウェアは約300万件。過去3年間の同四半期と比較するとやや減少したが、最終的には昨年並みの検出数になると同社では予測している。

期間中もっとも検出数が多かったのは「Generic! Atr」だった。また3位は「W32/Conficker.worm!inf」で、いずれもオートラン機能を悪用してリムーバブルメディア経由で感染するマルウェア。企業だけでなく家庭でもUSBメモリの使用が増えていることから、今後も引き続き流行が予想されるとしている。

また、2位はダウンローダー型トロイの木馬「Generic.dx」、4位は偽セキュリティ対策ソフトを含む一般的な不審プログラム「Generic PUP」、5位は匿名で統計情報を収集するオンラインゲームソフト「GameVance」で、これら上位には地域ごとの差は見られないという。

(Security NEXT - 2010/05/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知