Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

セキュリティへの配慮を理由にPS3がLinux非対応へ

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、同社の家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」において、セキュリティへの配慮を理由に、Linuxなど他システムがインストールできる仕様を中止すると発表した。

一部機器において提供している「他のシステムのインストール」について、4月1日のアップデート「システムソフトウェアバージョン3.21」より非対応とするもので、同社では、今回の方針転換について「セキュリティの脆弱性に起因する問題に対応するため」と説明している。

同社では、既存の利用者に対して今回のアップデートについて「選択制」とし、「次回以降のシステムアップデートを実施しない限り引き続き利用できる」としているが、アップデートを行わないユーザーについては、一部サービスやコンテンツが制限される。

同社では、同機能を以前利用し、今回のシステムソフトウェアをアップデートの実施を希望するユーザーに対し、アップデート後はデータにアクセスできなくなるとして、必要に応じてバックアップするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
先週注目された記事(2025年6月15日〜2025年6月21日)
「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
「NetScaler ADC」「同Gateway」に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
先週注目された記事(2025年6月8日〜2025年6月14日)
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Interop Tokyo 2025」が6月開催 - テーマ「社会に浸透するAIとインターネット」
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
先週注目された記事(2025年6月1日〜2025年6月7日)
Qualcomm製チップセットの脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局