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「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響

オープンソース地理情報処理ライブラリ「GeoTools」に深刻な脆弱性が明らかとなった。同ライブラリを利用する地理情報プラットフォーム「GeoServer」「GeoNetwork」も影響を受ける。

「GeoTools」では、「Eclipse XSDライブラリ」を使用した「XSD」の分析処理にXML外部実体参照(XXE)の脆弱性「CVE-2025-30220」が確認された。

ドキュメントに外部XMLスキーマへの参照が含まれる場合、「gt-xsd-core」を利用してXMLを解析するアプリケーションが影響を受ける。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.9」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

「gt-wfs-ng」「gt-xsd-core」におけるバージョン「33.1」「32.3」「31.7」「28.6.1」で同脆弱性を解消した。

(Security NEXT - 2025/06/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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