Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

深刻化するセキュリティ人材不足、金脈はゲーマーにあり?

巧妙化し、増加を続けるサイバー犯罪へ対抗するため、必要不可欠とされるセキュリティ人材。世界的に深刻な人材不足が指摘されるなか、有望な人材として「ゲーマー」の存在に注目が集まっている。

米McAfeeが米国、イギリス、ドイツ、フランス、シンガポール、オーストラリア、日本など、500人以上の従業員が働く組織のセキュリティ管理者やセキュリティ専門家950人を対象に調査を実施。すでにサイバーセキュリティにかかわる従業員の45%が、ゲームを頻繁にプレイした経験を持つなど「ゲーマー」の気質を持っていたという。

また回答者の92%は、1日4時間以上、テレビゲームやPCゲームをプレイするゲーマーがサイバーセキュリティにおけるキャリアに適したスキルを持っていると回答。

「論理的思考」「粘り強さ」「学習の早さ」「攻撃者にアプローチする方法の理解」「常識にとらわれない思考」などを評価していることがわかった。

20180803_ma_002.jpg
セキュリティ担当者が、セキュリティキャリアの面から評価したゲーマーのスキル(グラフ:McAfee)

(Security NEXT - 2018/08/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
上半期の不正アクセスによる検挙は188件 - 前年同期比19.3%減
不正アクセスの認知件数が前年比約45%増 - 検挙者は9.4%増加
「SECCON CTF」が3年ぶりにリアル開催 - 1点差の接戦も
保護者の約1割が子どものネット履歴を確認 - 国内外でギャップも
SNS利用者の約3割にリスクのある内容の拡散経験
2021年の不正アクセス認知は1516件 - 前年から約46%減
Z世代の7割、スマホアプリでの個人情報登録に抵抗感
ゲーム利用者の約4割が複数ゲームアカウントでパスワードを使いまわし
2021年上半期のサイバー犯罪検挙は5345件 - 高水準で推移