Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、「Windows 10」向けに脆弱性「Spectre」の緩和プログラム

Microsoftは、「Windows 10」向けにCPUに起因する脆弱性「Spectre」の影響を緩和するアップデートをリリースした。

投機的実行に起因し、サイドチャネル攻撃が可能となる「Meltdown」「Spectre」に対して同社では、1月以降、対応を進めているが、Intelがマイクロコードをリリースしたことを受け、「Spectre」の2番目の亜種とされる「CVE-2017-5715」に対して「Windows 10」向けに独立してセキュリティアップデートをリリースしたもの。

「Windows 10」以降を対象に緩和策となる「KB4078407」を公開。さらに「Windows 10 RTM(1507)」向けのセキュリティ更新として、Intelのマイクロコードを含むセキュリティ更新として「KB4091666」をあらたにリリースした。いずれも「Microsoft Update Catalog」より入手できる。

また同社では、3月1日に「Windows 10 Fall Creators Update(1709)」向けに「KB409007」をはじめ、「Windows 10 Creators Update(1703)」向けに「KB4091663」、「Windows 10 Anniversary Update」向けに「KB4091664」をリリースしているが、対象プロセッサを追加。今回公開された「KB4078407」とあわせて確認するよう利用者へ求めている。

(Security NEXT - 2018/05/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「SonicWall SMA 100」シリーズに脆弱性 - アップデートが公開
「Progress Flowmon」に脆弱性 - 10月の複数アップデートで修正
WP向けプラグイン「Contact Form CFDB7」に深刻な脆弱性
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
「CentreStack」「CWP」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局
入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告