故山口英氏のメモリアルカンファレンス「SGR2016」が9月に開催
サイバーセキュリティのステークホルダーによるカンファレンス「SGR2016」が、9月に都内で開催される。
同カンファレンスは、サイバーセキュリティに関するステークホルダーが参加、活動報告を行い、大局観を持ってサイバーセキュリティの目標について議論、情報共有することを目標としたカンファレンス。運営する「SGR2016 プログラム委員会」は、各セキュリティ関連団体に所属するメンバーがボランティアとして結成した。
ITの活用やサイバーリスク、サイバー法、人材など、サイロ化され、個別に取り扱われているアジェンダについて、相互を結びつけるプログラムを計画。産業セクターやリージョンにおける取り組みについて報告した上で、世界各地におけるサイバーセキュリティのギャップや日本が世界へ貢献すべき課題を話し合うほか、行動計画やアジア、アフリカ圏との連携などについても展望することを目指すとしている。
また同イベントは、初代の内閣官房情報セキュリティ対策推進室情報セキュリティ補佐官や、JPCERTコーディネーションセンターの代表理事、奈良先端科学技術大学院大学の教授など歴任し、5月9日に亡くなった山口英氏を偲ぶメモリアルチャリティカンファレンスと位置付けて運営されており、収益金は全額「山口英先生とともにMSA研究を支援する会」へ寄付される。
イベント名の「SGR」には、「Security Groups Roundtable」「Security, Governance and Resilience」の頭文字を取った多義的な意味を込めたほか、山口氏の「スグル」の発音も意識したものだという。
会場は、御茶ノ水ソラシティ・カンファレンスセンターで、開催日は9月23日。定員は200名程度。イベントの詳細や申し込みは、ウェブサイトから。実行委員会では、支援者についても募集している。
(Security NEXT - 2016/08/01 )
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