Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Palo AltoのVPNソリューションのクライアントに脆弱性

Palo Alto Networksが提供するリモートアクセスVPNソリューション「GlobalProtect」のクライアントアプリに脆弱性が判明した。一部アップデートが提供されている。

現地時間11月25日にセキュリティアドバイザリを公開し、権限昇格の脆弱性「CVE-2024-5921」について明らかにしたもの。「GlobalProtect App 6.3」をはじめ、「同6.2」「同6.1」「同6.0」「同5.1」のいずれも影響を受ける。

証明書の検証処理に不備があり、攻撃者によって任意のサーバへ接続させられ、悪意ある証明書により署名されたソフトウェアをインストールされるおそれがあるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアを「5.6」と評価しており、重要度を「中(Medium)」とした。

脆弱性の悪用は確認されていないが、カンファレンスで脆弱性が公表されたことを把握しているという。

Windows向けに脆弱性を修正した「同6.2.6」をリリースしているが、他ブランチやプラットフォーム向けのアップデートについては、アドバイザリの公表時点で未提供となっている。

(Security NEXT - 2024/11/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
職員などの個人情報含む書類を外出時に紛失か - 志摩市
全校生徒の個人情報を流出させた教師を懲戒処分 - 愛媛県
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
マルウェアがSlack認証情報を窃取、個人情報や履歴が流出か - 日経
クレカ会員向け福利厚生サービスで別人情報を表示 - システム不具合で
物流関連サービスへ不正アクセス、個人情報流出のおそれ - 西濃運輸
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ