診断書など顧客情報約4万件含む磁気テープが所在不明 - 第一生命
第一生命保険は、システムの開発、運用を委託している子会社第一生命情報システム(DLS)において、顧客情報が記録された磁気テープ2本が所在不明となっていることを明らかにした。診断書など医療情報も含まれるという。
紛失した磁気テープは、顧客の個人情報を記録したバックアップデータ。DLSが2012年11月中旬のバックアップに用いたもので、2014年2月中旬に実施した定期的なテープの所在確認で、紛失が発覚した。
同年12月下旬の一斉保守でサーバのテープが取り出され、本来は保管庫に移されるが、今回紛失が明らかになった2本のテープは、保管庫に入庫されていなかった。
紛失した磁気テープには、2012年10月25日から11月16日までに保険金や給付金の請求手続きを行った顧客3万9585人分の診断書や、同社の作成書類の画像データが記録されていた。氏名、住所、性別、生年月日、医療情報などを含む。
ICタグを用いた持ち出し検知システムは作動しておらず、磁気テープが社外に持ち出された可能性は低いとしているが、システムセンター内の捜索では見つかっていない。システム機器撤去の作業時にともない紛失した可能性が高いと説明している。
同社では、対象となる顧客には、個別に説明と謝罪を行う方針。またバックアップデータであるため、保険金の支払いなど契約に影響はないとしている。
(Security NEXT - 2014/03/14 )
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