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廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市

鹿児島県薩摩川内市は、同市が運営する診療所において、廃棄対象の個人情報含む書類を一般ゴミとして扱い、搬送中に収集車から飛散したことを公表した。

同市によれば、5月22日に里診療所において領収書の控えと廃棄対象のカルテなどを通常とは異なる取り扱いを行い、外部への流出が発生したもの。

通常は診療所の職員がクリーンセンターに持ち込み、パッカー車へ直接投入して廃棄するきまりだが、一般廃棄物とともにゴミ廃棄用倉庫に一時保管。その後、廃棄事業者が一般廃棄物として収集し、搬送中に収集車から飛散する事故が発生した。

領収書控えには、受診者の氏名や保険区分、診療点数、領収金額などを含み、廃棄対象のカルテは死亡者の氏名、住所、連絡先、病名が記載されていた。対象となる関係者は3人としている。

診療所と同市の職員が収集車の搬送経路を捜索したが、書類は見つかっていない。同市では、対象者のうち1人に電話で経緯を説明するとともに謝罪。のこる2人についても連絡を取っている。

(Security NEXT - 2025/06/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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