Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

債権者に必要以上の顧客情報を開示、債権者の口座情報も - ソニー生命

ソニー生命保険は、債権者が差押えた保険契約の支払請求手続きにおいて、必要以上に個人情報を開示していたことを明らかにした。

同社によれば、債権者による支払請求手続きの際、本来開示する必要がないにも関わらず、個人情報5997件を開示していたという。

5966人分については、契約者の払込済み保険料の情報を誤って開示。そのうち5368人分については国や地方公共団体の公的機関に提供した。また債権者31人の送金先口座情報についても提供しており、金融機関名、支店名、口座番号の一部など含まれる。

認識不足から、契約者本人からの支払請求手続きに利用していた「解約手続き完了のお知らせ」を債権者への通知の際にも利用したのが原因だった。今後同社では、債権者による請求手続きの際、不要な個人情報を記載しないよう対応するとしている。

(Security NEXT - 2013/11/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

部分開示文書で個人情報の墨塗り漏れが判明 - 相模原市
開示文書の墨塗り処理に不備、個人情報など参照可能 - 埼玉県
開示請求者の情報がサイト上で閲覧可能に - 都交通局
障害者虐待関連の公文書、簿冊から抜き出し所在不明に - 三重県
DV被害者の住所を加害者に誤って漏洩 - 日野市
政務活動費収支報告書の関連書類でマスキング漏れ - 鹿児島市
従業員が顧客データベースを私的利用 - 北都銀
複数の開示文書データに個人情報、墨塗りするも識別可能に - 豊田市
開示請求の照会文書を親会社へ誤送付 - 熊本労働局
出光クレジットの会員サイトで情報流出の可能性 - 外部サービスが改ざん