Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サイバー攻撃で約78GB流出、個人情報含まず - フジ日本精糖子会社

フジ日本精糖の子会社であるユニテックフーズがサイバー攻撃を受けた問題で、同社は調査結果を取りまとめた。約78Gバイトのデータが外部へ送信されていたことがわかったという。

同社によれば、6月24日に従業員がサーバ上のファイルを書き換えられていることを発見。不正アクセスが原因であることが判明した。

外部協力のもと調査を行った結果、内部ネットワークを侵害され、一部フォルダに対するスキャンを実行され、約78Gバイトのデータが外部に送信されていたことが判明した。

転送されたデータの具体的な内容については特定に至っていないが、アクセスされたフォルダに個人情報は含まれず、個人情報の流出はなかったと結論付けている。個人情報保護委員会からも、報告義務にあたる事案ではないとの意見を受けたという。

窃取されたデータの開示や不正利用などは確認されていない。また基幹システムは侵害されておらず、バックアップデータも保全されていたため、業務への影響もなかった。

(Security NEXT - 2024/09/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開