Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

1000件弱の情報拡散行為を確認、法的措置を準備 - KADOKAWA

KADOKAWAグループは、サイバー攻撃で情報が流出した問題で、同問題に関連する情報拡散行為などに対し、サイト運営者などへ削除要請を行うとともに、情報開示請求を進めている。あらためて情報拡散行為などをしないよう呼びかけた。

同社では、SNSや掲示板、まとめサイトなどの監視を行ったり、情報提供を受けており、悪質な情報拡散行為と判断した書き込みに対して、運営者に対する削除要請や発信者情報開示請求の準備を進めている。

8月2日の時点で、同社が悪質と判断した情報拡散行為などの件数は、ドワンゴに関するものが896件、角川ドワンゴ学園が67件にのぼり、「5ちゃんねる」や「X(旧Twitter)」のほか、「まとめサイト」「Discord」などで確認されているという。

証拠保全を行っており、悪質性が高い情報拡散者に対しては、削除済みの書き込みも含めて刑事告訴、告発を行うなど、法的措置を講じる準備を進めている。

同社は漏洩情報の拡散行為にくわえて、関係者に対する脅迫めいた書き込みも確認されていると説明。深刻な被害を引き起こす可能性があるとして行わないようあらためて注意を喚起した。スパムメールなどの迷惑行為についても警察と連携して対処している。

(Security NEXT - 2024/08/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

GovTech東京の支援プログラム、受講者間で個人情報が閲覧可能に
保存場所を誤り、児童用端末から成績が閲覧可能に - 大阪市
職員が患者の検査画像をSNSに投稿 - 都内の循環器専門病院
健康ポイント参加者宛の案内メールで誤送信 - 鏡野町
不正アクセスにより採用情報ページでシステム障害 - 日東エネルギー
日本コロムビアやグループ会社にサイバー攻撃 - 詳細を調査中
米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
川崎市、要配慮個人情報の事故報告で遅れ - 個情委が指導
「JWE」のRuby実装に深刻な脆弱性 - 総当たり攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外パッチ