デジタルアーツ、製品展開のロードマップを発表 - 多言語対応によるグローバル展開も
デジタルアーツは、7月以降に「i-FILTER」をはじめ、主力製品のバージョンアップによる機能強化を予定している。グローバル市場への展開を視野に入れた多言語対応なども計画している。

道具氏(画面左)と高橋氏(同右)
6月14日に開催した同社のパートナー向け総会で、2013年度のロードマップを示したもの。同イベントに登壇した同社取締役CTO兼研究開発部長の高橋則行氏が、具体的なスケジュールを説明した。
主力製品であるウェブフィルタリング製品「i-FILTER」については、新版を2014年1月の発売をめどに準備を進めている。要望が多い「ウェブメール」への対応や、悪意あるプログラムをブロックする「新zscanエンジン」の搭載に向けて開発を行っている。
同氏は、企業がウェブアプリへの依存が高まる一方、ウェブ経由の攻撃が増加していると指摘。同社製品のバージョンアップにより、ワンストップで脅威へ対応できる環境を提供することが同社のテーマであると述べた。
また今夏は、メールフィルタリング製品「m-FILTER」の新版を8月に発売するほか、NRIセキュアテクノロジーズより譲渡を受けた「Mail Adviser」を7月より提供開始し、ラインナップの強化を図る。
さらにBYODやデータの持ち出しへの対策ソリューションもアップデートを控えている。契約件数が5万件を突破したスマートデバイス向けクラウド型フィルタリングサービス「i-FILTER ブラウザー」の最新版を8月より提供。
外部送信したファイルを制御できるIRMツール「FinalCode」の新製品を9月にリリースするほか、具体的な日程は示していないが、組織内部のパソコンとスマートデバイス間でファイル共有を行う「Polkast」についても準備を進めている。
同社代表取締役社長の道具登志夫氏は、前年度を振り返り、公共機関での導入が進み、大きな増収を記録する一方、企業分野は、クラウドサービスが牽引したものの、振るわなかったと説明。
スピーディなバージョンアップによる機能強化や、国内外での提携推進、多言語対応によるグローバル展開など、企業向けのサービス展開を加速させていくと説明した。
(Security NEXT - 2013/06/17 )
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