【書籍】実例から高度なバグ発見技術を学べる「Bugハンター日記」
翔泳社は、脆弱性の原因となる欠陥(バグ)を発見する技術について解説した書籍「Bugハンター日記」を発売した。A5版224ページで価格は2940円。ISBNは「978-4798128108」。

Bugハンター日記
Tobias Klein氏による執筆で、ラックのサイバーセキュリティ研究所で主席研究員を務める新井悠氏が監修、長尾高弘氏が翻訳を担当した。
同書は、「Facebook」や「Google」「PayPal」「Mozilla」など著名IT企業や組織が、製品やサービスの安全性担保のために多額の報奨金を提供する「バグハンター」の実情に迫った技術書。バグを発見し、ベンダーに報告するまでの一連の流れを通じて、彼らが持つすぐれた技術を紹介する。
C言語やアセンブリにある程度の知見を持った読者を想定しており、やや敷居を高めに設定してある反面、技術者の強い好奇心を満たす内容に仕上げた。
具体的には、バグを発見する手法として一般に知られる3種類の方法「ソースコードを読む」「リバースエンジニアリングを行ってアセンブリから発見する」「ファジングを行う」のすべてを網羅。脆弱性らしき部分の発見方法や検証用コードの作成について説明する。
さらに、これら技術を活用して実際に発見した脆弱性の事例を詳解。今まで明らかにされてこなかった発見手段の解説を通じて、脆弱性を発見するための生きたノウハウを学ぶことができる。
(Security NEXT - 2012/07/02 )
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