Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Flashback」と同じJava脆弱性を悪用するマルウェア - MacとWindowsが標的

米Symantecは、「OSX.Flashback」に続き、Javaの脆弱性「CVE-2012-0507」を悪用するマルウェアを確認したことを明らかにした。OS環境に対応したトロイの木馬をダウンロードするという。

今回確認された「Javaアプレットマルウェア」は、リモートランタイム環境に存在するサービス拒否の脆弱性「CVE-2012-0507」を悪用する不正プログラム。

脆弱性を利用して「Javaアプレット」のサンドボックスを破壊。実行環境のOSがWindowsであるかチェックし、OSに対応したマルウェアをダウンロードするという。

Windowsに対しては、Windows標準の実行可能ファイル形式のドロッパー、Macに対しては、「Python」で開発されたドロッパーをダウンロード。これらマルウェアを通じてさらにバックドア型のトロイの木馬をインストールする。

これ以外にもMacを攻撃するマルウェア「OSX.Sabpab」が発見されており、Symantecでは、Macを標的とするマルウェアが増加しているとして、Macユーザーへセキュリティ対策を呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「iOS」「iPadOS」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
米当局、1月は14件の脆弱性悪用について注意喚起
「Chrome 133」がリリース - 12件のセキュリティ修正を実施
先週注目された記事(2025年1月26日〜2025年2月1日)
米当局、Apple製品に見つかったゼロデイ脆弱性に注意喚起
「Chrome」にアップデート、「Use After Free」の脆弱性を修正
ゼロデイ脆弱性に対応した「macOS Sequoia 15.3」など公開 - Apple
4Qの「JVN iPedia」登録は6894件 - 「NVD」公開遅延で減少
Ciscoがアドバイザリ3件をリリース - 一部で悪用コードが利用可能
「Chrome」スクリプトエンジンに脆弱性 - アップデートで修正