Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

有料SMSを送る「Android.SmsSend」亜種が急増、8月に22種検知 - Dr.Webレポート

Doctor Web Pacificは、8月に同社製品が検知したウイルスの状況を取りまとめた。Androidを狙ったトロイの木馬「Android.SmsSend」の亜種が急増している。

同社がまとめたランキングによれば、8月にメールトラフィック内で検出されたウイルスの1位は、全体の26.4%を占めた「Trojan.DownLoad2.24758」だった。

また、WebMoneyユーザーから電子マネーを盗む「BackDoor.Pushnik.15」が4位に、「BackDoor.Pushnik.16」が5位に入っている。PC上で検出されたウイルスの1位は前月と変わらず「JS.Click.218」で、全体の58.5%と半数以上を占めた。

8月に最も目立った動きを見せたのは、Androidを狙った「Android.SmsSend」。22件のあらたな亜種が発見された。2011年のはじめに6つの亜種が登録され、その後7カ月で10倍に増加し、現在は60を超える亜種を同社では確認している。

攻撃手法は、本来無料で入手できるアプリケーションについて、ダウンロードに有料SMSの送信が必要と誘導して金銭を騙し取るものだった。

(Security NEXT - 2011/09/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
「サポート詐欺」の相談が3割増 - 過去最多を更新
先週注目された記事(2024年7月7日〜2024年7月13日)
活用進む「AI」、攻撃者側より対策側に多くの恩恵との声も
国内で「Mirai」とは異なるボットネットの動きが加速
先週注目された記事(2024年4月21日〜2024年4月27日)
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも