「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
何らかの理由で外部に流出した「ID」や「パスワード」などを悪用するなど、第三者が正規の利用者になりすましてオンラインショッピングサイトやクラウドサービス、SNSなどへアクセスする「不正ログイン」の相談は387件。前四半期の267件から約44.9%増となっている。
増加傾向が続いており、113件だった前年同期の3倍以上となっている。
前四半期に引き続き、「Facebook」や「Instagram」などに不正ログインされてアカウントが乗っ取られ、利用者本人がログインできなくなったという相談が多く寄せられている。
性的な動画を閲覧している映像を入手したなどとだまして金銭を要求するセクストーションまがいのメールなど、暗号資産(仮想通貨)をだまし取る詐欺メールに関する相談は57件。全体から見た件数は少ないものの、前四半期の38件から増加。実際に要求に応じて金銭被害が生じたとする相談はなかった。
「フィッシング」に関する相談は前四半期の126件から増加して137件。国勢調査への協力依頼を装うメールを信じて偽サイトを開いてしまったといった相談が寄せられた。「ワンクリック請求」に関する相談は7件で、前四半期の14件から減少している。
(Security NEXT - 2025/11/04 )
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