Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ivantiの複数製品に脆弱性 - 「EPM」の更新は11月以降

さらに同社は「Ivanti Endpoint Manager(EPM)」に関する13件の脆弱性を明らかにした。

「同2024 SU3 SR1」および以前のバージョンに影響があり、アドバイザリを公開した時点で修正プログラムは用意されておらず、緩和策や回避策についてアナウンスしている。

これら脆弱性はZero Day Initiative(ZDI)より報告を受けたもので、Ivantiでは脆弱性の公表時期について延長を希望していた。

「CVE-2025-11622」を11月、のこる12件については2026年3月まで公開を延長するよう求めたが、ZDIでは受け入れず、2025年10月7日にアドバイザリの公表に踏み切った。Ivantiではこれを受けてアドバイザリを公表したかたちとなる。

具体的には、リモートよりコードを実行されるおそれがあるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2025-9713」や、信頼できないデータをデシリアライズすることにより権限昇格が生じる「CVE-2025-11622」など、重要度「高(High)」とされる2件が判明した。

(Security NEXT - 2025/10/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」脆弱性、実証コード公開 - 悪用リスクが上昇
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局