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増加傾向から一転、被害額が4割弱減 - クレカ不正利用

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クレジットカードの不正利用に関する内訳。国内の番号盗用被害がもっとも多いが、前四半期からは縮小している(日クレ協の発表をもとに独自に作成)

一方、偽造カードによる被害額は約1億1000万円。番号盗用に比べてボリュームが小さいが、前四半期の約1億8000万円から38.9%減している。

そのほかの被害は前四半期の約8億5000万円から17.6%の減少となり、約7億円だった。

クレジットカード番号の盗用被害における発生地域を見ると、国内の被害が約86億9000万円。前四半期の約150億1000万円から63億2000万円減。前四半期比42.1%減となった。

盗用被害全体に占める国内の割合は76.7%。前四半期から5.4ポイント減となっている。

海外における番号盗用被害は約26億4000万円だった。前四半期の約32億8000万円から6億4000万円減少するも、全体に占める割合は前四半期から5.4ポイント上昇となる23.3%だった。

偽造カードについては、国内で約6000万円、海外で約5000万円の被害が確認されている。

(Security NEXT - 2025/09/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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