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夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを

ランサムウェアをはじめ、組織がサイバー攻撃を受けた場合に相談ができる窓口をJPCERTコーディネーションセンターが開設していることも覚えておきたい。

効果的な対応方法がわからないインシデントに関しても、相談することで初動対応のミスなどを軽減できる。

テレワークなど、業務用端末やデータを外部に持ち出すケースも増加している。不要な持ち出しを避け、持ち出す場合も盗難や紛失などを想定し、暗号化することでリスクを低減するなど、あらためてルールを周知徹底しておく。

偽の警告画面を利用した「サポート詐欺」の被害が発生している。第三者によって業務用端末が遠隔操作されれば、情報流出やオンラインバンキングの不正操作など、あらゆる被害に発展するおそれがある。

ウェブ閲覧時に不具合があったかのような偽アラートを表示し、コードをコピーして端末上で実行するよう促してマルウェアへ感染させるソーシャルエンジニアリング攻撃の一種「ClickFix」にもあわせて警戒しておきたい。

ウェブを閲覧する環境であれば、誰もが遭遇する可能性があるリスクだ。関係者へあらためて攻撃の手口を周知し、不安を煽るアラートが出た場合も安易に信用せず、状況に応じてセキュリティ担当者へ対応を相談するなど、対応方法について共有しておく。

(Security NEXT - 2025/08/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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