Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

保健所で執務室の引っ越し時に届出文書を誤廃棄 - 埼玉県

埼玉県は、草加保健所において、医療法の規定に基づき医療機関から届けられた文書を誤廃棄したことを明らかにした。

同県によれば、大規模改修工事を実施していた草加保健所において、執務室の引っ越しにともないキャビネットの中身を入れ替えるため、一時的に段ボール箱で保管していた届出文書を、誤って廃棄したことが判明したもの。

問題の段ボールには、12月1日から16日にかけて、医療法の規定に基づき13医療機関が届け出を行った決算届や役員変更届、登記事項変更登記完了届、経営状況に関する情報などが入っていた。

12月18日7時半ごろ、執務室内の床に置いていた届出文書が見当たらないことに職員が気づき、確認を行ったところ、前日に廃棄物として運搬事業者へ引き渡していたことが判明。回収物の処分状況を確認したところ、すでに処分済みだったという。

同県では、対象となる医療機関に経緯の説明と謝罪を行った。

今回の問題を受け、使用した文書はキャビネットに戻すなど、保健所内における適正な文書管理を徹底し、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2025/01/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意