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小学校で2年分の心臓検診診断票が所在不明 - 名古屋市

名古屋市は、市内小学校において児童の心臓検診診断票が所在不明となっていることを明らかにした。保存期限を迎える前に誤って廃棄した可能性が高いとしている。

同市によれば、2020年度1年生87人分、2021年度1年生97人分の心臓検診診断票が所在不明となっているもの。氏名や性別、保護者記載の問診内容、学校医所見、心電図波形結果が含まれる。

2025年9月2日に保護者から同校へ心臓検診に関する資料提供の依頼があり、書類を確認しようとしたところ、所定の保存場所に保存されていないことが判明した。

複数の職員で校内を捜索したが発見できず、当時の関係者などへ聞き取り調査など行ったところ、対象となる診断票ファイルの背表紙に保存期限が記載されていなかったことが明らかとなった。

診断票の保存期限は5年と定められているが、同校では保存期限が未記載の文書を1年で廃棄しているため、誤って廃棄した可能性があるという。

同校では、対象となる児童の保護者に経緯の説明と謝罪を行った。今後は誤廃棄を防止するため、保存文書については個々のファイルに年度と保存年限を記載することを徹底するとしている。

(Security NEXT - 2025/09/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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