米当局、「Citrix Bleed 2」の悪用に注意喚起
両製品に関しては、別名「Citrix Bleed」と呼ばれるゼロデイ脆弱性「CVE-2023-4966」が過去に判明している。
今回判明した「CVE-2025-5777」と直接的な関連はないものの、メモリよりセッションが取得されるなど影響面で類似点もあり、影響を懸念するセキュリティ専門家が「Citrix Bleed」を想起させる「Citrix Bleed 2」と命名していた。
「Citrix Bleed 2」では、APIなどより広範な認証フレームワークで使用される「セッショントークン」が取得されるおそれがあり、悪用されると「セッションCookie」が漏洩する脆弱性「Citrix Bleed」よりも侵害が長期間にわたるおそれがあるとの指摘も出ている。
「CVE-2025-5777」については、Cloud Software Groupが6月26日の時点で悪用が未確認であることを強調していたが、一方で悪用された可能性があるとの声も外部より挙がっていた。
なお、「NetScaler ADC」「NetScaler Gateway」に関しては、脆弱性「CVE-2025-6543」に対するゼロデイ攻撃が判明しており、あわせて注意が必要となる。
(Security NEXT - 2025/07/11 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
IBM「Jazz Team Server」に深刻な脆弱性 - 修正版がリリース
Salesforce「Tableau」に深刻な脆弱性 - 7月の更新で対応
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性1件を解消
「Apache Tika」のPDF解析に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
露攻撃グループ、「Cisco IOS」旧脆弱性を悪用 - 制御システムにも関心
「Cisco IOS」脆弱性、公表から7年後も攻撃が継続
iPhoneやMacなどApple製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
ホスティング管理ツール「Plesk Obsidian」に脆弱性 - アップデートで修正
「Docker Desktop」に深刻な脆弱性 - コンテナからAPIアクセスのおそれ
「iPhone」「iPad」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を修正