Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

多要素認証製品「Advanced Authentication」に脆弱性 - 4月更新で修正済み

OpenTextが提供する多要素認証プラットフォーム「Advanced Authentication」に脆弱性が明らかとなった。2025年4月にリリースされたアップデートで修正済みだという。

以前はNetIQやMicro Focusブランドで提供されていた同製品において、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2024-10865」が確認されたもの。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「9.4」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

リリースノートなどへの記載はなかったが、同社が4月にリリースした「Advanced Authentication 25.1(v6.5)」で解消済みだという。

同バージョンでは、「Apache Tomcat」の脆弱性「CVE-2025-24813」を修正したほか、「SQLインジェクション」への対策や「セッション管理」の強化、管理ポータルにおけるXSS対策など、セキュリティ面における強化を実施。

複数回にわたり認証を失敗した際に、ログイン方法を制限する機能や、「FIDO2」への対応強化、「APIリクエスト」の保護オプションなども追加したとしている。

(Security NEXT - 2025/05/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Kibana」にプロトタイプ汚染の脆弱性 - アップデートや緩和策
「macOS」にアップデート - 多数脆弱性を解消
「Node.js」に脆弱性 - 各ブランチ向けにアップデート
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chromium」や「SAP NetWeaver」の脆弱性悪用に警戒を - 米当局が注意喚起
IDと公開鍵を紐づける「OpenPubkey」に署名検証バイパスのおそれ
月例アドバイザリを公開、「クリティカル」含む新規16件 - SAP
OpenTextの監視ツールに脆弱性 - 権限昇格やPW不正変更のおそれ
IoT向けDB「Apache IoTDB」に脆弱性 - 4月の更新で修正済み
Adobe13製品にアップデート - クリティカル脆弱性を修正