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月例アドバイザリを公開、「クリティカル」含む新規16件 - SAP

SAPは現地時間2025年5月13日、月例のセキュリティパッチをリリースした。「クリティカル」とされる脆弱性も含まれる。

あらたに16件のセキュリティアドバイザリを公開するとともに、既存のアドバイザリ2件のアップデートを発表した。

「SAP NetWeaver」に関する「CVE-2025-42999」は、デシリアライズ処理の不備に起因する脆弱性。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアを「9.1」とした。

CVSS基本値が最大値の「10.0」で、4月の定例外アドバイザリで言及していた「CVE-2025-31324」を更新。これらアドバイザリ2件については、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル」とした。

このほか、アップデート1件を含む5件のアドバイザリについては重要度を「高(High)」、11件を「中(Medium)」としており、各製品の利用者に注意を呼びかけている。

新規に公開された16件のアドバイザリで言及された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2025-26662
CVE-2025-30009
CVE-2025-30010
CVE-2025-30011
CVE-2025-30012
CVE-2025-30018
CVE-2025-31329
CVE-2025-42997
CVE-2025-42999
CVE-2025-43000
CVE-2025-43002
CVE-2025-43003
CVE-2025-43004
CVE-2025-43005
CVE-2025-43006
CVE-2025-43007
CVE-2025-43008
CVE-2025-43009
CVE-2025-43010
CVE-2025-43011

(Security NEXT - 2025/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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