Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Apple、「iOS/iPadOS 18.5」で30件以上の脆弱性へ対応

Appleは現地時間2025年5月12日、「iOS 18.5」および「iPadOS 18.5」をリリースし、複数の脆弱性を解消した。あわせて「iPadOS 17.7.7」や他スマートデバイス向けのアップデートも提供している。

今回のアップデートでは、カーネルに関するメモリ破損の脆弱性「CVE-2025-31219」「CVE-2025-31241」をはじめ、CVEベースであわせて33件の脆弱性に対処した。

型の取り違えやメモリ破壊など「WebKit」に関する10件の脆弱性に対処したほか、セキュリティに関する脆弱性「CVE-2025-31221」、音声や画像処理、通話履歴、Bluetoothなど幅広い脆弱性へ対処している。

また旧端末向けに29件の脆弱性へ対処した「iPadOS 17.7.7」をリリースしたほか、「watchOS 11.5」「tvOS 18.5」「visionOS 2.5」なども提供している。

「iOS 18.5」「iPadOS 18.5」にて対処した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-8176
CVE-2025-24213
CVE-2025-24223
CVE-2025-24225
CVE-2025-30448
CVE-2025-31204
CVE-2025-31205
CVE-2025-31206
CVE-2025-31207
CVE-2025-31208
CVE-2025-31209
CVE-2025-31210
CVE-2025-31212
CVE-2025-31214
CVE-2025-31215
CVE-2025-31217
CVE-2025-31219
CVE-2025-31221
CVE-2025-31222
CVE-2025-31223
CVE-2025-31225
CVE-2025-31226
CVE-2025-31227
CVE-2025-31228
CVE-2025-31233
CVE-2025-31234
CVE-2025-31238
CVE-2025-31239
CVE-2025-31241
CVE-2025-31245
CVE-2025-31251
CVE-2025-31253
CVE-2025-31257

(Security NEXT - 2025/05/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

構成管理ツール「Chef Automate」に深刻な脆弱性 - 9月初旬に修正
「Rancher Manager」に脆弱性 - フィッシング悪用や情報漏洩のおそれ
メールセキュ製品「Libraesva ESG」に脆弱性 - すでに悪用も、国家関与か
仮想化基盤「vCenter Server」「NSX」に脆弱性 - アップデートが公開
「Apache Airflow」に脆弱性 - 接続情報が漏洩するおそれ
「Cisco IOS/IOS XE」に脆弱性 - すでに悪用やPoC公開も
Cisco製FWやOSにクリティカル脆弱性 - すでに攻撃試行も
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
Fortraのファイル転送ソフト「GoAnywhere MFT」に深刻な脆弱性
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消