Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正

トレンドマイクロの法人向けセキュリティ対策製品に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートで修正されている。

「Deep Security Agent」のWindows版では、リンクの解釈に起因し、権限の昇格につながる脆弱性「CVE-2025-30640」「CVE-2025-30641」や、サービス拒否が生じる「CVE-2025-30642」が確認された。

「CVE-2025-30640」「CVE-2025-30641」については共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアが「7.8」と評価されており、重要度は「高」とされている。「CVE-2025-30642」についてはCVSS基本値を「5.5」、重要度を「中」とした。

一方「Trend Micro Apex Central」では、サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性「CVE-2025-30678」「CVE-2025-30679」「CVE-2025-30680」が確認されている。

「CVE-2025-30680」については、SaaS版のみ影響があり、CVSS基本値を「7.1」、重要度を「高」とした。のこる2件についてはCVSS基本値を「6.5」、重要度を「中」としている。

トレンドマイクロでは、各製品に向けて修正版をリリースしており、利用者にアップデートを呼びかけている。SaaS版に関しても3月のメインテナンスで修正を実施した。

(Security NEXT - 2025/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Spring Framework」「Spring Security」に認可回避の脆弱性
「NVIDIA Triton」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
最新OS「iOS/iPadOS 26」公開 - 旧OSではゼロデイ脆弱性を解消
Apple、「macOS Tahoe 26」で脆弱性77件を修正 - 旧OSも更新
ワークフロー管理ツール「Apache DolphinScheduler」に脆弱性
Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も
AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み