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国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍

一方海外ブランドを装ったケースは9.5%。そのうち78.5%を「eコマース」が占め、「金融」が17.3%と続くなど、国内ブランドとは異なる傾向が見られた。「Amazon」を装ったフィッシングサイトが6割近くを占める。

脆弱性の探索や侵入、感染の試行などを行う「スキャン」は256件で、前四半期の233件から9.9%増加した。

「ウェブサイト改ざん」は95件で、前四半期の53件から約1.8倍へと拡大。「.htaccessファイル」や「PHPファイル」の改ざんによって怪しいショッピングサイトへリダイレクトさせる事例が確認されている。

またサイト上に暗号資産(仮想通貨)のマイニングを目的としたコードが挿入されるケースや、サイトにJavaScriptで記載されたアドウェアが挿入されたケースなども確認された。

「マルウェアサイト」は23件で、前四半期の36件から減少。「DoS/DDoS」は6件、「標的型攻撃」は1件だった。「制御システム関連」の報告はなかった。

(Security NEXT - 2025/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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