手術情報含むデータ移管用USBメモリが所在不明 - 倉敷中央病院

倉敷中央病院は、患者の個人情報が保存されたUSBメモリが所在不明になっていることを明らかにした。

同院によれば、2025年12月4日に院内の部署間でデータの移管に用いていたUSBメモリを紛失したもの。同USBメモリには、前日に循環器内科と心臓血管外科手術に関する測定データを保存していた。

具体的には、2022年1月から2025年12月にかけて、同院で経カテーテル大動脈弁置換術、経皮的僧帽弁接合不全修復術、不整脈手術を受けた患者1162人が対象で、氏名、患者ID、年齢、体重、手術時検査値、測定波形図、術式などの個人情報が画像データとして保存されていた。

USBメモリ内部のデータは暗号化されていなかったという。関係各所を探したものの発見できなかった。第三者による不正利用などは確認されていない。

紛失の判明を受けて、同院では個人情報保護委員会へ報告。対象となる患者には、個別に通知を行うとしている。

（Security NEXT - 2025/12/25 ）ツイート